スクリプトの基本構造

phoenix(仮)で実行されるスクリプトファイルは「ラベル」と「コマンド」が集まったものです。

1.ラベル

ラベルとは「○○○:」の形で記述する、スクリプト上の目印です。

ラベル~Returnコマンドがスクリプトの最小構成となります。

CallコマンドGotoコマンドCall()関数でラベルを呼び出すことでサブルーチンを実現します。

設定ファイルでアプリケーションの起動時に実行されるラベルを指定することができます。

2.コマンド

コマンドとは、画像の描画や音声の再生、データの設定などを実行するための命令文です。

このコマンドに引数(パラメータ)を指定していくことによってさまざまな動作を実現することができます。

スクリプトの例

起動時実行ラベル:
SetLayer 最上層 1
PaintString - - "起動時に実行されるラベルです。"
Refresh
Wait 10
Call 呼び出されるラベル
Clearpicture
PaintString - - "Callコマンドで呼び出したラベルから戻りました。"
Refresh
Wait 10
## ↓このReturnコマンドからはもう戻れるラベルがないため、Quitコマンドと同じ動作となる(アプリケーションの終了)。
Return

呼び出されるラベル:
Clearpicture
SetLayer 最上層 1
PaintString - - "Callコマンドによって呼び出されるラベルです。"
Refresh
Wait 10
## ↓このReturnコマンドを実行すると「Call 呼び出されるラベル」の次の行から処理が実行される。
Return